2023.7.17 蒜頭糖廠(台湾嘉義県六脚郷)

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高鉄嘉義駅から西側を望む。高鉄嘉義駅は在来線嘉義駅よりもかなり西側に外れた辺鄙な場所にある。

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高鉄嘉義駅の北西側に蒜頭糖廠五分車の高鉄駅があり,糖廠との間を往復運行している。近年観光用に延伸開業した線区で,橋頭糖廠の五分車之旅より実用的な区間かつ相当の路線長を誇るが,本数が休日のみの1日4往復と非常に少ないため,高鉄から糖廠への移動手段としてはいまいち使えない。この日は月曜日であったため運休であった。

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奥側が糖廠方面。踏切には遮断桿がない。五分車に乗用車が衝突すれば忽ち顚覆するだろう。

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曲線諸元標識。鈍足の五分車で且つ終着駅構内であるにも拘らずカントが3mmついている。

タクシーで糖廠に移動。約150元。

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糖廠に着くも,月曜日の為か広大な敷地内に私しか観光客がおらず,本能的恐怖を感じた。人の気配が全く無い。週末の橋頭糖廠とは全く雰囲気が異なる。

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糖廠内の日本家屋。

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糖廠内の公園と亭。

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糖廠内の旧社宅と見られる。漸く人の気配があり,何世帯か生活しているようだった。

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五分車の糖廠駅。高鉄までは前述の通り休日のみの1日4往復であるが,平日でも30人以上の予約があれば運行される。月曜日は保守作業のため運休となる(祝日の場合は順延)。

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嘗ては糖廠から更に北方向にも五分車の線路が伸びていたらしい。工場敷地内に大きなヤードを保有していた。

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現行全列車のダイヤ。

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駅舎。現在工事中で臨時移転となっている。

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道床という概念が無い。

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臨時乗降場の先の踏切。

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現行観光列車用編成。高鉄駅には機廻線がないため,機関車の着き方を見るにどちらかの方向には常に押込みの形となるだろう。

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軌間欠線部に顕著な軌道変位。BGが取れないに違いない。
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臨時乗降場。

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西方に延伸工事をしている模様。この先で作業員3人で軌道工事を行っていた。蒜頭の五分車は今後も伸びていきそうである。

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木々の間に残るレール。

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防空壕と見られる。

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林間に佇む貨車。

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積卸設備。

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貨車を自動で制禦する装置と思われる。突放による仕訳が行われなくなった日本では今や失われた機構だろう。

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工程図。

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工場系統図。

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雰囲気に圧倒される。相変わらず人の気配が無いのもあってより無機質さを増す。

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元五分車の車庫と思われる。

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台糖のアイス。正直味は日本のスーパーカップの方が好きだが,台糖に来たらこれを喰わねばならない。暑い台湾の夏には堪らない。

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美しく整備された廃線跡

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帰りはバスにしたが,この時刻表は嘘八百である。正しい時刻表はバス停のLED案内か嘉義県iBusをアプリで参照すれば良い。

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