2023.4.29 統一村(大韓民国京畿道坡州市)

KKDayのDMZツアーにて訪問。朝鮮戦争後南側に設定されたDMZ及び民間人出入統制区域(民統線;CCZ)内に唯一存在する村であり,正式には台城洞という。

KKDayのツアーではCCZ内を訪問。第3トンネル内や統一大橋等,撮影禁止箇所が点在しているため注意が必要である。又,CCZ内一帯が地雷原であることから(域内には地雷注意の看板が立っている),自由に村内を行動することはできない。

CCZ内には臨津江に架かる統一大橋を経て出入りできるが,一日に入境可能な車輛台数や時間帯等が制限されている。外国人は統一大橋上の検問所でバスに乗り込んでくる憲兵にパスポートを提示し,身分照合を行った上で入境する。万一ツアー中に外国人が脱走した場合,残された人間も域外に出境帰還することができない。そのため域内では必ず集合時間を厳守し,自分の乗るバスを誤らぬよう行動する必要がある。集合時間が急遽変更される場合もあるので,他のツアー客と行動を共にした方が良い。

私のバスは検問側の手続きミスにより検問所をバスごと3周くらいさせられた。何とか入境後,川を渡って直ぐ左手に旧米軍キャンプがある。現在はギャラリーに改修され,臨津閣から入境手続なしに索道でアクセスできる。

都羅山駅と思われる。ここも以前はツアーにて訪問可能だったが現在は軍事的理由により立ち寄る事ができない。但しバス内からの撮影は可能である。

統一村唯一の小学校。村内に中学校や高校はない。村民は兵役や税金が免除される一方,日常生活や教育機会等に大きな制限がある。世帯数が少ないため村民同士は皆顔見知りであり,また国連軍が駐屯していることから犯罪のリスクが極めて低いため,村内の住居に門がない。

統一村名産の豆を使ったソフトクリーム。統一村の住民の多くは豆を栽培している。一部は統一大橋を出境して臨津江近くで畑を耕している。